ラントロニクス社のSFPスロット(空き)タイプのメディアコンバータでは、MSA(マルチソースアグリーメント)に準拠し、定格DC3.3Vで動作する20ピンの接続端子を持つスモール・ファクタ・プラガブル・モジュールまたは、ミニGBICモジュール(Cisco互換など)を受け入れることができます。カード型のメディアコンバータはIONMMを通して、リンクダウン通知機能だけでなく、DMIサポート機能(DDM、DOM等と呼称される)を搭載したSFPモジュールの場合、さらに光送信パワーや温度、受光レベルや電力バイアスなどの自己診断情報を表示またはSNMPトラップによるしきい値範囲外の警告などが可能となっています。
3100-4040では、挿入する2つのSFPトランシーバは同一速度であること、かつ100Mから2500M(2.5G)bpsの範囲に対応しています。但し、速度の異なるSFPを挿入しても、速度変換はできませんので通信ができません。もし、異なる速度のSFPを挿入した場合、その場合の動作は一切保証できません。
3100-4040では、挿入する2つのSFPトランシーバは同一速度であること、かつ100Mから2500M(2.5G)bpsの範囲に対応しています。但し、速度の異なるSFPを挿入しても、速度変換はできませんので通信ができません。もし、異なる速度のSFPを挿入した場合、その場合の動作は一切保証できません。
光信号は再生成されて送信されますので、多重カスケードを行う場合でも信号強度はSFPトランシーバの送信電力の仕様の範囲で動作します。なお、カッパー・モジュールを挿入しても、ワイヤード・クロックの再生成機能などはありません。
挿入したSFPトランシーバ・モジュールのリンク切断ステータスは、光ファイバまたはカッパー・ケーブルに関わらず、どちらかのポートでリンクダウンまたは両方のリンクダウンが発生したとしても、再接続するだけで本体の電源を入れ直しをすることなく、自動的にリンクは復旧するようになっています。
通常のリンクパス・スルー(LPT)機能と同様にリンク障害を対向デバイスに通知します。この通知はポート1またはポート2いずれかで発生したリンク・ダウン(受信ポートの切断)を検知すると、もう一方の光ファイバの送信ポートを利用し、対向デバイスにリンク・フォルト信号を送信します。リンク障害を搬送するため通知に使用する光ポートはリンクしたままになりますが、対向先のメディアコンバータの送信ポートは同様に停止されることで、対向先のデバイスでもリンクダウンが発生します。なお、相互に片方のポートのみがリンク・ダウンするため、LPT機能を搭載したモデルでない限り、完全に2つのポートでリンク障害が伝播する訳ではありません。
マルチモードとシングルモードのモード・コンバータとして利用可能です。既設の光ファイバを利用しながら新しい光ファイバ・ネットワークへ接続することが可能です。
例えば、100BASE-FXのマルチモードとシングルモードのメディアコンバータの中継として利用したり、1000BASE-SXと1000BASE-BX(1芯シングルモードWDM)への変換も行うことが出来ます。MSAのSFPトランシーバであり、2つのトランシーバが同じ速度であれば変換することができますので、様々なプロトコルに対応しています。
標準 | IEEE802.3, IEEE802.3an, IEEE802.3ae, IEEE802.3az |
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寸法 | 82mm(幅)× 165mm(奥行)× 25mm(高さ) |
電源 | 電源アダプタ(25066J):入力:100V, 50/60Hz、出力:DC12V(0.8A) |
消費電力 | 2.0~3.0W (SFPモジュールに依存) |
通信速度 | 100M~2500M(2.5G)の範囲でマルチレート対応。但し、速度変換はできませんので同一速度の光トランシーバモジュール同士で変換できます。 |
LED表示機能 |
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最大フレームサイズ | 16384バイト、ジャンボフレーム対応のため、VLANタグは例えダブルタギングでも問題無く通過できます。 |
MTBF |
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動作環境 |
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規格 | FCCクラスA, EN55024 (CISPR 22) クラスA,ICES-003,CISPRクラスB,CE規格 |
保証期間 | 5年 |
製品型番 | 製品概要 |
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S3100-4040 | ポート1: SFPスロット(100M~2.5Gbps) ⇔ ポート2: SFPスロット(100M~2.5Gbps) |
挿入するSFPの使用制限 | |
ポート1およびポート2はマルチプロトコルに対応しているが、リピータ型のため同一の速度で合わせる必要があります。100BASE-FXと100BASE-BXは同時に挿入できますが、1000BASE-SXと2.5G BiDi SFPは変換不能なため、リンクできません。1000Base-SX/LX/BXのように、同じ速度を持つ者同士は動作売ることが出来ます。 | |
単体用アクセサリ・オプション | |
製品型番 | 製品概要 |
SPS-2460-SA | ワイドレンジ直流入力外部電源ピギーバック対応(DC24~60V入力/24~42VMRS/DC12.25V,最大1.0A出力) |
SPS-2460-PS | ワイドレンジ直流入力外部電源(DC24~60V入力/24~42VMRS/DC12.25V,最大1.0A出力) |
RMS19-SA4-02 | 4スロット メディア・コンバータ・トレイ |
E-MCR-05 | 12スロット・メディアコンバータ・ラック |
WMBD | DINレール取付金具 [127mm] |
WMBD-F | DINレール取付金具(水平)[84mm] |
WMBL | 壁取付金具 [102mm] |
WMBV | 垂直壁取付金具 [127mm] |
製品型番 | 製品概要 |
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TN-SFP-TX | 100BASE-TX(RJ-45)[100m] |
TN-SFP-OC3M | 100BASE-FX/OC-3 1300nm (2芯マルチモードLC) [2km] |
TN-SFP-OC3S | 100BASE-FX/OC-3 1310nm (2芯シングルモードLC) [20km] |
TN-SFP-OC3S3 | 100BASE-FX/OC-3 1310nm (2芯シングルモードLC) [30km] |
TN-SFP-OC3S8 | 100BASE-FX/OC-3 1550nm (2芯シングルモードLC) [80km] |
TN-SFP-OC3MB1 | 100BASE-FX 1310nm TX/1550nm RX (1芯マルチモードSC) [2km] |
TN-SFP-OC3MB2 | 100BASE-FX 1550nm TX/1310nm RX (1芯マルチモードSC) [2km] |
TN-SFP-OC3SB21 | 100BASE-FX 1310nm TX/1550nm RX (1芯シングルモードLC) [20km] |
TN-SFP-OC3SB22 | 100BASE-FX 1550nm TX/1310nm RX (1芯シングルモードLC) [20km] |
製品型番 | 製品概要 |
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TN-GLC-SX-MM | 1000BASE-SX DMI無 850nm (2芯マルチモードLC) [550m] |
TN-GLC-SX-MMD | 1000BASE-SX DMI機能付 850nm (2芯マルチモードLC) [550m] |
TN-GLC-SX-MM-2K | 1000BASE-LX DMI機能付 1300nm (2芯マルチモードLC) [2km] |
TN-SFP-LX1 | 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC) [10km] |
TN-SFP-LX3 | 1000BASE-LX DMI機能付 1310nm (2芯シングルモードLC) [30km] |
TN-SFP-LX5 | 1000BASE-LX DMI機能付 1550nm (2芯シングルモードLC) [50km] |
TN-SFP-LX12 | 1000BASE-LX DMI機能付 1550nm (2芯シングルモードLC) [120km] |
TN-SFP-LX16 | 1000BASE-LX DMI機能付 1550nm (2芯シングルモードLC) [160km] |
TN-SFP-LX20 | 1000BASE-LX DMI機能付 1550nm (2芯シングルモードLC) [200km] |
TN-SFP-LXB11 | 1000BASE-LX DMI機能付 TX1310nm RX1550nm WDM (1芯シングルモードLC) [10km] |
TN-SFP-LXB12 | 1000BASE-LX DMI機能付 TX1550nm RX1310nm WDM (1芯シングルモードLC) [10km] |
TN-SFP-LXB21 | 1000BASE-LX DMI機能付 TX1310nm RX1550nm WDM (1芯シングルモードLC) [20km] |
TN-SFP-LXB22 | 1000BASE-LX DMI機能付 TX1550nm RX1310nm WDM (1芯シングルモードLC) [20km] |
2つのSFPスロットで認識可能なSFP
100Mbps~2500M(2.5G)bpsまで幅広く対応しています。Ethernetだけでなく、様々なプロトコルの透過性を持っているため、SONET/SDH OC-3/STM-1(150Mbps)、 OC-12/STM-4(600Mbps)、OC-48/STM-16(2.4Gbps)や1G FiberChannel/2G FiberChannel および2.5GBASE-Tまでのカッパー製品など。(但し、対象となるSFPはラントロニクス社にはありません)
スモール・ファクター・プラガブルはSFF委員会の定めたMSA(マルチソースアグリーメント)準拠でかつ最大消費電力1.0WまでのPower Level I のトランシーバ・モジュールあれば、各ベンダー用などとは異なり、固有IDのみといった制限が一切ありません。